鄙乃里

地域から見た日本古代史

2023-01-01から1年間の記事一覧

スポーツクライミングの普及に貢献できるか~石鎚クライミングパークSAIJO

これといってみるべきもののない当市にも平成27年に専用のスポーツ・クライミング施設が完成したというが、まだ一度も見たことがなかったので先日帰りに立ち寄ってみた。 ずいぶん、のんびりした話ではある。 石鎚クライミング・パークSAIJOと称して、先の愛…

クリスマスの思い出

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 クリスマスの思い出 今年もクリスマスが近づいた。クリスマスの時期が来ると、子供の頃のようにワクワクする気持ちが、今でもまったくないわけではない。 しかし自分の場合、大人になってからのクリスマスの楽しみというものは何…

年賀状

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 年賀状 ことしも年賀状を準備した。とはいっても、枚数にするとほんの僅かだ。年賀状の数は歳と共に減ってくる。以前と比べたら7割ぐらいになってしまった。物故した人も多いし、遠方へ転居して疎遠になった人もいる。そのほか…

空白の150年を求めて

《 目 次 》 1.『日本書紀』4、5世紀の実年代は? 2. 3.

休暇村は昔のままだった

休暇村 瀬戸内東予 今治市からの帰りに、久しぶりで休暇村に立ち寄ってみた。くねくねした山道を越えるとすぐに海岸に出る。 (休暇村パンフレットより) 休暇村に来たのは数年ぶりで、海岸の風景はほとんど変わっていない。駐車場も以前のまま。 この管理棟…

ふれあい散歩道

《 目 次 》 1.河内晩柑は認知症予防に効くというので… 2.一期一会 ブラシの木 3.はじけて飛んだ花だけど 4.がまの穂綿にくるまれと 5.ツタ太郎、見参! 6. 7. 8. 9. 10.

ゴーストタウン

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 ゴーストタウン 2003年6月24日のことだ。マンチェスター(Manchester)の町はトルネードにより壊滅的な打撃を受けた――そんな報道にかなり前に接したことがある。 マンチェスターといっても、イングランド北西部にある大都市でも…

ツタ太郎、見参!

ふれあい散歩道 ツタ太郎、見参! ツタが怪獣のように木の幹を占領している。これはもうツタの木だ。木のほうもうっとうしいだろうが、それでいいのかもしれない。夏に幹が乾きすぎなくて。自然はうまくやっているんだ。うまくやっていないのは人間界。チョ…

がまの穂綿にくるまれと

ふれあい散歩道 がまの穂綿にくるまれと こんな処にフランクフルトが…と思ったら、がまの穂だった。うまい具合に出来るもんだ。自然の芸術だね。 大国主命(大黒さん)が白ウサギに教えてやったのも、この花粉らしい。舟賃をやるからと漕ぎ手をだまして、島…

はじけて飛んだ花だけど

ふれあい散歩道 はじけて飛んだ花だけど 子どものころが懐かしいホウセンカ。種が飛んで、毎年畑にいっぱい咲いていた。花色はいろいろあったが、やっぱりピンクがいちばん多かったかな。 このホウセンカも白い花が葉に隠れるように、少し恥ずかしげに咲いて…

空白の150年を求めて~『日本書紀』4、5世紀の実年代は?

『日本書紀』の年代延長と4,5世紀の年代 『日本書紀』の古代天皇の年代が允恭天皇の時代あたりから過去へ大きく延長されていることは了解されるが、それがどのような形で、どのように処理されているのか細かく検証していくことは、けっこう骨の折れる作業…

永隆院殿のシンデレラストーリー

徳川御三家の紀州藩6代藩主に徳川宗直(むねなお)がいます。この徳川宗直は以前は松平頼致(よりよし)といって伊予西條藩2代藩主でした。松平氏の伊予西條藩は寛文10年(1670)に紀州藩から2代藩主徳川光貞(徳川家康の孫)の弟・松平頼純が藩主になっ…

雨中のセキレイ

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 雨中のセキレイ 朝の病院の診療科で順番待ちをしていると、ガラス窓から小鳥が見えた。セキレイだ。外は雨なのに、チョコチョコちょこちょこ動き回っている。 人なつっこいのか、人間など何とも思わないのか、歩行者の前でも、車…

秋の訪れ

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 秋の訪れ 先日まで暑い暑いと騒いでいたのに、10月に入るともう秋の冷たい風が吹き始めた。日毎に朝夕も冷え込んできた。いつまでも夏服のままでは風邪を引いてしまう。 近所の田んぼではコンバインのエンジン音が響いて、すでに…

一期一会 ブラシの木

ふれあい散歩道 一期一会 ブラシの木 新しくできた町の芝生の中に紅い松葉のような花が咲いていた。この界隈では、ブラシの木なんてあまり見かけたことがない。まだ植えて間もない若木で、花は一個しか咲いていなかったけれど、「これは、珍しいなァ」と思っ…

古代史の小窓

《 目 次 》 1.仁徳天皇陵とクフ王のピラミッド 2.八幡神を祀る秦氏の謎 3.弥彦神社と物部氏 4.聖徳太子の「伊予の湯」の碑はどこにある? 5.聖徳太子に関する四方山話的な諸考察(1) 6.聖徳太子に関する四方山話的な諸考察(2) 7.聖徳太…

河内晩柑は認知症予防に効くというので…

ふれあい散歩道 河内晩柑は認知症予防に効くというので… 河内晩柑は認知症予防効果があるというので買ってみた。でも、三つくらい食べたからといってよくはならないだろうね。 それに、調べてみると、河内晩柑の果皮にはグレープフルーツ以上の薬の阻害作用…

弥彦神社と物部氏

弥彦神社 先般のNHK「ブラタモリ」に新潟県の長岡市と燕三条が紹介されていて、その際に弥彦神社が出てきた。それほどメジャーという印象ではないが、古い歴史と重厚さを感じさせる神社だ。 古くは越後一宮で、延喜式の名神大社。旧社格は国幣中社だったが、現…

倉金持ち

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 倉金持ち 冬の町中でよく見かける樹木にクロガネモチ(黒鉄黐)がある。 モチノキ科の常緑高木で、公園や通りの並木によく植えられている。枝一面に紅い実をびっしり付けて、遠くから見ると花のようにも見える。 この時季の街路…

干支の色紙

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 干支の色紙 画家のHさんから来年の干支(えと)の色紙を頂いた。これまでも毎年頂いている。今年はまだ戌年なので、昨年頂いた犬の色紙を居間に掛けている。草を分けて子犬が元気に駆けている絵だ。 見かけが小型なのでつい子犬…

ローラ・インガルス・ワイルダー賞について

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 ローラ・インガルス・ワイルダー賞について アメリカ図書館協会が1954年に創設した「ローラ・インガルス・ワイルダー賞」が、2018年6月25日に「児童文学遺産賞」と改称されることに決定したとの報道を読んで、いささか驚いた。 …

ぼんやり生きていると

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 ぼんやり生きていると 先日のことだ。台所の隅で何かがチカチカ光り始めたのに気がついた。見ると給湯器のリモコンが点滅している。「えっ?」何があったんだろう。風呂から上がったばかりで、今まで湯は使えていたはずだ。 訳が…

八幡神を祀る秦氏の謎

八幡宮は全国どこにでもあり、自分の町にもある。 全国一、二の神社数を誇る八幡神と稲荷神だが、その祭祀を創始したのは秦氏だと伝わる。 しかし八幡神を奉斎した秦氏と、稲荷神を奉斎した秦氏は、はたして同じ秦氏だったのだろうか? というのが、今回のテ…

現代社会と十善戒

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 現代社会と十善戒 今時の若い人たちは幼少期からしっかりした見識を持っていて、テレビ局などのインタビューに対しても堂々と発言できている人が多い。素晴らしいことだ。自分たちの若いころなら気後れし、どぎまぎするばかりで…

愛用パソコンの内蔵HDDをSSDに換装してみました

現在愛用のノートパソコンも、8年目に入って何となく動作があやしくなってきたので、思い切ってHDD を早めに交換することにしました。 以前のPCもたしかそれぐらいでクラッシュして買い換える羽目になったのですが、バックアップを怠っていたため、必要なデ…

同期会

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 同期会 春のこの時期になると、自分のような高齢者のところにも、いろいろなところから案内状が舞い込んでくる。広告関係は別にしても、会員名簿の照会、各種の展覧会、施設の竣工式の案内等々…。中でも学校時代の同期会の案内が…

文明の利器

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 文明の利器 最近の電化製品等には細かい機能がいっぱい備わっている。細かすぎて、こんな機能が必要なのかと思うぐらいだ。しかも複雑で、箱を開けてマニュアルを見た途端に嫌気が差すのは、自分だけではないだろう。 最近では説…

シンプルライフ

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 シンプルライフ 最近はなるべく簡単な生活が好ましく感じられるようになってきた。歳のせいかもしれない。 平成の初め頃だったか、中野孝次の『清貧の思想』という本がベストセラーになったことがある。昭和の初めにも林芙美子の…

囲碁のはなし

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 囲碁のはなし 藤井聡太七段の連勝で将棋が注目されているが、今度は小学生の囲碁名手が突如、現れて、囲碁も活気をおびてきた。自分もルールだけは一応知っているから、ときどきは楽しむが、強くはない。最初から自己流なので、…

吉野ヶ里遺跡の謎の墳丘墓

吉野ヶ里遺跡の謎のエリアにある墳丘墓の発掘調査が行われマスコミを賑わせていました。邪馬台国の時代にあたる弥生時代後期の石棺墓ということで、佐賀県知事はじめ県民、マスコミ、古代史ファンまでが期待をもって見守っていましたが、特別な遺物は見つか…