鄙乃里

地域から見た日本古代史

夕桜(ゆうざくら)

ふれあい散歩道 夕桜(ゆうざくら) 敷島の大和心をひと問はば 朝日ににほふ山桜花 (本居宣長) 「(あなたにとっての)大和心とはどのようなものですか?」と人からもし問われたら、「朝日の中で咲き薫っている山桜の花のようなもの」と答えたいですね…と…

桜花したしむ候

公園散歩で撮った桜の写真です。 観光地はメチャ混みのようですが、当地はいたって静かです。 桜も色々ありますね。 撮るのが忙しくて、ウォーキングにはならなかったけれど。

「NHKスペシャル古代史ミステリー」を見ましたか?

先日「NHKスペシャル」で古代史特番が2週にわたり放映されていて、ご覧になった方も多いと思います。「邪馬台国」と「倭の五王」に関する話で、なかなか興味深いテーマでしたので、今回は視聴後の感想を簡略ながら書いてみました。 邪馬台国と女王卑弥呼 …

春の花スナップ写真 ②

春になったので、またスナップ写真です。 散歩途中で花の写真を撮ると、なんだか癒やされて元気が出ますね。 川っぷちに咲く日本水仙 水仙の葉はニラと似ているので、間違えて食すと下痢を起こします。 畑の黄水仙 糸水仙 葉が細く管状で花も小ぶりですが、…

春待つ日々

絵 暦 随 想 春待つ日々 水の心は 水の心はすべてを超えて ひたすら無心に…流れゆくのみ こぶしの花 白いこぶしの花は春の訪れを告げる花。明るくなった青空のもと林の中に純白の花を見つけると「今年も春が来たんだなぁ」と感じられる。細い枝先にまっすぐ…

春を待つ古墳

絵 暦 随 想 春を待つ古墳 予讃線新居浜駅北東200mの低丘陵地にある正光寺山(しょうこうじやま)古墳。 全体の見かけが3つの山になった円墳で、6基の古墳に5基の横穴式石室が見つかっています。 全部で4000点の遺物が出土したとのことで、6世紀の古墳…

消防防災ヘリコプター

絵 暦 随 想 消防防災ヘリコプター 発着訓練と給油訓練 ヘリ発着訓練 ヘリポートから飛んできた救護用ヘリが、地元のレスキュー隊員と合同で、何度も発着訓練を行っていました。 整列と訓示 一般の救急患者だけでなく、最近は自然災害が身近に想定されている…

寄らば大樹の陰

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 寄らば大樹の陰 「寄らば大樹の陰」はよく使われる「ことわざ」だと思うが、肯定的な意味で使っているのか、否定的な意味で使っているのか、受け止め方も様々である。 それは、このことわざ自体に対する賛否ではなく、この場合の…

川の野鳥

絵 暦 随 想 川の野鳥 樹水華の近くの看板に、この川に住む野鳥が紹介されていました。 野鳥一覧 夕陽の影が当たって見えにくいですが、12種類ほどが紹介されています。 カイツブリ・コサギ・カルガモ・ユリカモメ・カワセミ・アオサギ・ヒドリガモ・コガモ…

絵暦随想

《 目 次 》 1.水の精 2.バラの咲いていないアーチ 3.平戸ツツジの休憩所 4.樹水華 5.川の野鳥 6. 7. 8. 9. 10.

樹水華

絵 暦 随 想 樹水華 じゅすいか 黄色の蔓薔薇(つるばら)と白いツツジの場所を過ぎて、通路を越えると、ちょっとした広場に出ました。 ここにちょっと変わったものがありますが、これはなんでしょうか。 白い葉っぱが抜けたりゆがんだりしている 丸いプール…

聖徳太子に関する四方山話的な諸考察(3)

『隋書』倭国伝の「秦王国」ってどこの話? 『隋書』倭国伝には、607年に遣隋使の小野妹子が倭国から隋にやって来た翌年に、今度は隋の使節・裴世清一行が小野妹子に同行して倭国を訪れたことが記されています。 一行は百済国に渡ってから済州島を南に望み、…

聖徳太子に関する四方山話的な諸考察(2)

聖徳太子の「天寿国」はどんな国? 聖徳太子の妃・橘大郎女(たちばなのおおいらつめ)が推古天皇に願って采女や工人らに作らせた「天寿国曼荼羅繡帳」には、太子らが現在いる場所として「天寿国」という言葉が出てきます。また『伊豫国風土記』逸文の聖徳太…

聖徳太子に関する四方山話的な諸考察(1)

伊予の万葉歌にある「臣の木」は「樅の木」でだいじょうぶ? 『万葉集』の山部赤人の長歌には伊予の湯を詠んだものがありますが、そこに「臣の木」が登場します。「臣の木」は『万葉集』や『伊豫国風土記』逸文に舒明天皇の大殿戸の木や鳥が登場するので、赤人…

平戸ツツジの休憩所

絵 暦 随 想 平戸ツツジの休憩所 緑のトンネルを抜けてさらに川下に行くと、平戸ツツジの植え込みがあります。 その中央に今風の吾妻屋といった感じの休憩所が設置されていて、さながら、川沿いにある小庭園といったところでしょうか。 もっとも、花はもう咲…

バラの咲いていないアーチ

絵 暦 随 想 バラの咲いていないアーチ 少し川下へ歩くと、緑だけのバラ棚がありました。 まだ花が咲いていないようです。 それでも、緑のトンネルの形が気に入ったので撮りました。 アーチと葉の間から木漏れ日がちらちらと歩道に落ちて、中は明るい緑の空…

水の精

絵 暦 随 想 水の精 みずのせい (伊藤五百亀 ・作) 川が流れ、水あるところに、樹々が茂る。 樹々が茂り、緑豊かな場所に、色とりどりに花が咲く。 生き物が住み、人が暮らし、日々の憩いと平安がある。 水の青は清冽と潤いの象徴、 樹々の緑は癒しの言葉…

聖徳太子の「伊予の湯」の碑はどこにある?

聖徳太子の伊予来訪 奈良時代に成立したとされる『伊予国風土記』逸文には、古代の天皇らが伊予の湯を五度(いつたび)訪れたことが記されています。 その三度目に聖徳太子が高句麗の恵慈僧と葛城臣烏那羅(かつらぎのおみおなら)を連れて夷與(いよ)の村…

スポーツクライミングの普及に貢献できるか~石鎚クライミングパークSAIJO

これといってみるべきもののない当市にも平成27年に専用のスポーツ・クライミング施設が完成したというが、まだ一度も見たことがなかったので先日帰りに立ち寄ってみた。 ずいぶん、のんびりした話ではある。 石鎚クライミング・パークSAIJOと称して、先の愛…

クリスマスの思い出

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 クリスマスの思い出 今年もクリスマスが近づいた。クリスマスの時期が来ると、子供の頃のようにワクワクする気持ちが、今でもまったくないわけではない。 しかし自分の場合、大人になってからのクリスマスの楽しみというものは何…

年賀状

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 年賀状 ことしも年賀状を準備した。とはいっても、枚数にするとほんの僅かだ。年賀状の数は歳と共に減ってくる。以前と比べたら7割ぐらいになってしまった。物故した人も多いし、遠方へ転居して疎遠になった人もいる。そのほか…

空白の150年を求めて

《 目 次 》 1.『日本書紀』4、5世紀の実年代は? 2. 3.

休暇村は昔のままだった

休暇村 瀬戸内東予 今治市からの帰りに、久しぶりで休暇村に立ち寄ってみた。くねくねした山道を越えるとすぐに海岸に出る。 (休暇村パンフレットより) 休暇村に来たのは数年ぶりで、海岸の風景はほとんど変わっていない。駐車場も以前のまま。 この管理棟…

ふれあい散歩道

《 目 次 》 1.河内晩柑は認知症予防に効くというので… 2.一期一会 ブラシの木 3.はじけて飛んだ花だけど 4.がまの穂綿にくるまれと 5.ツタ太郎、見参! 6. 7. 8. 9. 10.

ゴーストタウン

気まぐれ随想録『赤とんぼ』 ゴーストタウン 2003年6月24日のことだ。マンチェスター(Manchester)の町はトルネードにより壊滅的な打撃を受けた――そんな報道にかなり前に接したことがある。 マンチェスターといっても、イングランド北西部にある大都市でも…

ツタ太郎、見参!

ふれあい散歩道 ツタ太郎、見参! ツタが怪獣のように木の幹を占領している。これはもうツタの木だ。木のほうもうっとうしいだろうが、それでいいのかもしれない。夏に幹が乾きすぎなくて。自然はうまくやっているんだ。うまくやっていないのは人間界。チョ…

がまの穂綿にくるまれと

ふれあい散歩道 がまの穂綿にくるまれと こんな処にフランクフルトが…と思ったら、がまの穂だった。うまい具合に出来るもんだ。自然の芸術だね。 大国主命(大黒さん)が白ウサギに教えてやったのも、この花粉らしい。舟賃をやるからと漕ぎ手をだまして、島…

はじけて飛んだ花だけど

ふれあい散歩道 はじけて飛んだ花だけど 子どものころが懐かしいホウセンカ。種が飛んで、毎年畑にいっぱい咲いていた。花色はいろいろあったが、やっぱりピンクがいちばん多かったかな。 このホウセンカも白い花が葉に隠れるように、少し恥ずかしげに咲いて…

空白の150年を求めて~『日本書紀』4、5世紀の実年代は?

『日本書紀』の年代延長と4,5世紀の年代 『日本書紀』の古代天皇の年代が允恭天皇の時代あたりから過去へ大きく延長されていることは了解されるが、それがどのような形で、どのように処理されているのか細かく検証していくことは、けっこう骨の折れる作業…

永隆院殿のシンデレラストーリー

徳川御三家の紀州藩6代藩主に徳川宗直(むねなお)がいます。この徳川宗直は以前は松平頼致(よりよし)といって伊予西條藩2代藩主でした。松平氏の伊予西條藩は寛文10年(1670)に紀州藩から2代藩主徳川光貞(徳川家康の孫)の弟・松平頼純が藩主になっ…