鄙乃里

地域から見た日本古代史

新種発見??

 絵 暦 随 想     

 

  新種発見??

 


 これは何だろうね?
 生垣の落ち葉を掃除していて、道路に何か落ちているのに気がついた。派手できれいな色をしている。

 最初は毒のある毛虫のようなものかと思った。葉っぱで軽くつついてみると、ぱたぱたと羽を広げて動く。蝶々かと思ったが、またこのような形になってじっとしている。虫には詳しくないにしても、今まで見かけない虫だ。

 何度試しても同じなので、今度は少し弾くように葉っぱを動かした。途端に、すごい勢いで羽を広げて道の向こうへ舞い飛んでいった。

 

 左の葉っぱでつつくと、目にもとまらない早さで羽をひろげて飛んだ。右端の茶色の物体。

 蛾のような銀粉はなく、羽も軽くて薄い。ひらひらとした羽の動かしかたも、左右に揺れ動いて飛ぶ様も、まさしく蝶のように思われた。

 でも、こんな蝶は見たことがないし。それとも、さなぎをとばして、毛虫から成虫になったばかりの蝶だったのだろうか。

 それにしても、今見たものは、いったい何だろう?


 いや。ほんとうは、何も見ていないはず。きっと最近の暑さで少し頭がおかしくなっただけの、一時的な白日夢だったにちがいない…。

 そうだ、そうだ! そうしておこう。



あとからビロードハマキという蛾だと教えてもらった

 そんなに簡単に新種がいるわけない!

 以前の記事です。