鄙乃里

地域から見た日本古代史

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

我が衣手は露に濡れつつ ~百人一首の真実~

我が衣手は露に濡れつつ ~百人一首の真実~ 秋の田のかりほの庵の苫をあらみわがころも手は露にぬれつつ 小倉百人一首は『後撰和歌集』に載る天智天皇の歌から始まっています。 この歌は天智天皇が収穫期の農民の苦労を思いやって詠まれた歌ではないかと、…

予州新居系図

予州新居系図 概 略 『予州新居系図』は鎌倉時代に書かれた伊予国の新居一族の系図で、弘安4年(1281)頃(ほかに正応年間との資料もある)に東大寺戒壇院学僧の凝然(ぎょうねん)が消息文の紙背に記したものです。 反古紙を10枚つなぎ合わせた裏面に書き付…

日本三大古系図寸考

《 目 次 》 円珍俗姓系図 籠神社と海部氏系図 1 奥宮の祭神はどこからきたか? 2 私説 伊勢神宮遷座物語(1) 3 私説 伊勢神宮遷座物語(2) 4 籠神社 ~結び~ 予州新居系図

籠神社 ~結び~

籠神社 ~結び~ そういうわけで、籠神社奥宮(真名井神社)と伊勢神宮外宮の豊受大神は「萬幡豊秋津師比売命(栲幡千千姫)」であったとするのが、最初に書いている私見です。両宮にまつわる様々な疑問を納得できるような形で理解するためには○のところにこ…