鄙乃里

地域から見た日本古代史

春待つ日々

 絵 暦 随 想     

 

  春待つ日々

 

 水の心は

 水の心はすべてを超えて

 ひたすら無心に…流れゆくのみ

 

 こぶしの花


 白いこぶしの花は春の訪れを告げる花。明るくなった青空のもと林の中に純白の花を見つけると「今年も春が来たんだなぁ」と感じられる。細い枝先にまっすぐ咲くこぶしの花は、どこか遠い山の向こうからやってきた冬の終着駅でもあるようだ。


 迎春花


 鉢植えの黄梅が咲いた。少し心が和みます。
 梅に限らず、黄梅・蝋梅・満作などの黄色い花は、
 冬と春との間に咲いて早春の到来を告げてくれます。

 冬もわるくはないのですが、ようやく春が近づいたんだなという
 明るい気分に変えさせてくれる花です。

 

 水温む3月

 暖かい陽光を浴びて水草の色があおみを増してきました。水面の色もこころなしか柔らかい感じがします。

 

 雲ひとはけ


 まだ、少しは寒いですが、徐々に春の足音も…。

 

 陽 射

 やまじ風が冷たい日もありますが、日射しは確実に明るくなっているようです。
 日暮れも一時間ぐらい遅くなった気がします。

 

 春を待つ花時計

 やわらかな日射しを受けて花時計が時を刻んでいます。

 その前を人びとの日常の生活が行き交います。
 ああでもない こうでもないと
 気ぜわしく時は過ぎていきますが、
 花時計はすべてをそのままに受け入れ
 自分の分を守って動き続けているだけ。

 色とりどりの花とともに
 コチコチと

 どうやら、春も近そうです。