鄙乃里

地域から見た日本古代史

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

神武東征の旅2 笠沙の崎は都井岬? 

『古事記』に、 「此地(ここ)は韓国(からくに)に向かひ、笠沙の御前(みさき)に真来通(まきとほ)りて、朝日の直刺(たださ)す国、夕日の日照る国なり。故、此地は甚(いと)吉き地(ところ)」と詔(の)りたまひて、底つ石根に宮柱ふとしり、高天原…

神武東征の旅1 高千穂降臨伝説

九州の霧島は神話・伝説の地として知られています。 霧島山麓の高原町(たかはるちょう)にある狭野神社(さのじんじゃ)は、狭野命(神武天皇の幼名)に関係がある神社とのことで、高千穂峰に天孫降臨伝説があります。生誕地云々の真否は分かりませんが、実…

大岡政談とソロモンの知恵

大岡政談に「子争い」という話があります。誰もが一度は聞いたことがあると思われる有名な話で、筆者も小学生のころに少年雑誌で読んだ覚えがあります。こどもごころにも「なるほど」と感心したものです。 それは二人の母親が一人の子を自分の子だと言い争っ…