鄙乃里

地域から見た日本古代史

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

伊豫西條藩の一柳氏 ⑥ 直興

一柳直興(ひとつやなぎなおおき) 伊豫西條藩三代藩主 一柳直興は二代藩主・直重の嫡男で、從五位下監物、通称は左近。 寛永元年(1624年)伊勢神戸に生まれる。12、3歳のころ父とともに西條に移動。父直重の藩政時代には弟の直照とともに大町あたりに居所が…

伊豫西條藩の一柳氏 ⑤ 直重

一柳直重(ひとつやなぎなおしげ)二代伊豫西條藩主 一柳直重は直盛の嫡男である。慶長3年(1598年)山城国伏見で生まれ、のち伊豫西條藩二代藩主(1636-1645)。従五位下丹後守、通称は入道。 慶長14年(1609年)12歳で従五位下丹後守に叙任。駿府に家康、…

伊豫西條藩の一柳氏 ④ 直盛

一柳直盛(ひとつやなぎなおもり) 初代伊豫西條藩主 一柳直盛は一柳直高の二男で、直末の弟。永禄7年(1564)美濃国渥美郡で生まれる。四郎右衛門、監物。 羽柴秀吉の播磨三木城攻めのあと呼ばれて兄直末の被官となり、兄と戦場で行動をともにしたが、天正…

伊豫西條藩の一柳氏 ③ 直末

一柳直末(ひとつやなぎなおすえ) 一柳直末は直高の男子。美濃国厚田郡西野村(又は今泉村)の生まれで、市助、のち伊豆守と称される。豪勇にして果敢な人だったらしい。 一柳宣高・・・・・・・・直高・・・・・・・・・・・・直末(伊豆守)・・・・・・・・・・・松千代 南化和尚 女子(…

伊豫西條藩の一柳氏 ② 直高

一柳直高(ひとつやなぎなおたか) 初代一柳宣高(のぶたか)の子を直高という。室は稲葉一鉄の姉の娘。直高の事績は『寛政重脩諸家譜』には、とくに記されていない。「又右衛門、天正8年7月2日死去」とあるだけ。 その他の史料によると、天文11年(1542…