鄙乃里

地域から見た日本古代史

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

聖徳太子に関する四方山話的な諸考察(1)

伊予の万葉歌にある「臣の木」は「樅の木」でだいじょうぶ? 『万葉集』の山部赤人の長歌には伊予の湯を詠んだものがありますが、そこに「臣の木」が登場します。「臣の木」は『万葉集』や『伊豫国風土記』逸文に舒明天皇の大殿戸の木や鳥が登場するので、赤人…

平戸ツツジの休憩所

絵 暦 随 想 平戸ツツジの休憩所 緑のトンネルを抜けてさらに川下に行くと、平戸ツツジの植え込みがあります。 その中央に今風の吾妻屋といった感じの休憩所が設置されていて、さながら、川沿いにある小庭園といったところでしょうか。 もっとも、花はもう咲…

バラの咲いていないアーチ

絵 暦 随 想 バラの咲いていないアーチ 少し川下へ歩くと、緑だけのバラ棚がありました。 まだ花が咲いていないようです。 それでも、緑のトンネルの形が気に入ったので撮りました。 アーチと葉の間から木漏れ日がちらちらと歩道に落ちて、中は明るい緑の空…

水の精

絵 暦 随 想 水の精 みずのせい (伊藤五百亀 ・作) 川が流れ、水あるところに、樹々が茂る。 樹々が茂り、緑豊かな場所に、色とりどりに花が咲く。 生き物が住み、人が暮らし、日々の憩いと平安がある。 水の青は清冽と潤いの象徴、 樹々の緑は癒しの言葉…

聖徳太子の「伊予の湯」の碑はどこにある?

聖徳太子の伊予来訪 奈良時代に成立したとされる『伊予国風土記』逸文には、古代の天皇らが伊予の湯を五度(いつたび)訪れたことが記されています。 その三度目に聖徳太子が高句麗の恵慈僧と葛城臣烏那羅(かつらぎのおみおなら)を連れて夷與(いよ)の村…