鄙乃里

地域から見た日本古代史

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

川岸に建つ漆黒の天守閣 岡山城

岡山城は市内を流れる旭川西岸の湾曲部の高地に築かれた平城です。 岡山城にも南北朝時代からの前史がありますが、豊臣時代に宇喜多直家の子、秀家が秀吉の養子になって肥前57万石を領し城を改修したのが始まりと伝えられます。 しかし、その宇喜多秀家は関…

新国宝指定の雲州松江城

松江藩と天守閣 松江城は松江市の中心部にある亀田山の頂上を本丸に利用した平山城(ひらやまじろ)で、堀の水は宍道湖から引いています。慶長16年(1611)堀江吉晴により築城された5層6階の天守閣が現存しています。 ただ、その堀江家は3代続いたあと嗣…

清正公の銀杏が残る 熊本城

足利時代末葉に熊本では菊池一族の出田秀信(いでたひでのぶ)が千葉城を、そして大永・享禄頃には鹿子木親員(かのこぎちかかず)が茶臼山の南西端に隈本城を構えていました。 その後、天正16年(1588)になって秀吉の家臣加藤清正が肥後半国25万石の領主と…

聖火輝く日

1964 東京オリンピック聖火リレー 道路の両側には黒山のような人だかり。早くからまだかまだかと聖火を待っていると、やがて遠くに白煙が上がり、ランナーが近づいてくる。そして目の前まで来ると、みんなが一斉に歓声を上げ、日の丸を打ち振り拍手を送りつづ…