鄙乃里

地域から見た日本古代史

2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ある独居老人の憂鬱

一期一会の詩文集 『飛行機雲』 ある独居老人の憂鬱 朝になると目が覚める まだ生きとる 今日はあれやって 明日はあれ いやだなあ! もう朝の遅い陽が窓から差し込んでるじゃないか (ぐずぐず ぐずぐず) 仕方がない 起きよう ソファーで ちょっと休んでか…

『ドラクロワの日記』

『ドラクロワの日記』 ウジェーヌ・ドラクロア 自画像の模写(スケッチ) 1798~1863 フランスロマン派の代表画家。パリ近郊シャラントン生まれ。『ダンテの小舟』『キオス島の虐殺』『サルダナバールの死』『アルジェの女たち』など、油彩だけでも853点とい…

施 錠

一期一会の詩文集 『飛行機雲』 施 錠 公民館のクラブ活動が終わった 今夜も やっぱりびりだ 戸締まりをしないと 電気は消えとるか? 消えとる あれは? 常夜灯 忘れ物はないか? ない ケイタイの灯りでどうにか戸を閉める 念のため引っ張ってみる よっしゃ …

消毒

一期一会の詩文集 『飛行機雲』 消 毒 盆前の消毒をする 庭木や花に虫がわんさと湧く時期 毎年 予防の撒布をする 丹精込めて育てたものが みな食われたらどうなる がっかりどころの騒ぎじゃないだろ しばらくは 意気消沈もいいところだ それでも 虫は来る そ…