鄙乃里

地域から見た日本古代史

春を待つ古墳

 絵 暦 随 想     

 

  春を待つ古墳   


  予讃線新居浜駅北東200mの低丘陵地にある正光寺山(しょうこうじやま)古墳。

 全体の見かけが3つの山になった円墳で、6基の古墳に5基の横穴式石室が見つかっています。

 全部で4000点の遺物が出土したとのことで、6世紀の古墳とみられるそうです。なので継体朝以後の墳墓でしょう。

 

 調査後は石室の状態を保存するため閉鎖(埋め戻し)されています。



 

 江戸時代から明治時代にかけては、真言宗正光寺があった場所とされています。

 

 古墳の丘は早春の陽射しで暖かそうに見えますが、実際はまだ風が冷たくて、長くいると震えが来ました。

 

  
 1号墳 以後の古墳より少し時期が早いとのこと。

 海と街がよく見える高台にあり、死後も首長一族の威光を示そうとしたのでしょうか。それとも、集落を懐かしんでいるのでしょうか。この辺りには古墳や遺跡がたくさんあります。

 

 
 古墳にも古墳の夢がある!!


 
 古墳はのどかでいいですね

 昔はここで子供たちも遊んでいたんでしょうね