鳥取砂丘に行ったのは、もう、ずいぶん前のことでした。
リフト
リフトに乗らないで、歩いて砂丘を登りましたが、砂に足を取られて、越えるのがたいへんでした。
砂丘で遊ぶ子ら
この子らは、今どうしているだろうか。
砂丘というと、安部公房の『砂の女』を連想するんですよね。あの世界は正に蟻地獄だね。この人間界みたいだけど。でも、それも…慣れと、考えようなのかも。情けないけど、無理に逃がれようとしなければいいのかな?
これは帰りのリフト
秋の陽射し…が。
さらに、バス停のある砂丘センターの ほうへ。
着物姿が時代を感じさせますね。
このあとは浜村温泉へ寄ってみました。『夢千代日記』でもよく歌われて有名になった「貝殻節」の小さな温泉郷です。『夢千代日記』の舞台は兵庫県の湯村温泉ですが、「貝殻節」は鳥取県の浜村温泉が発祥です。
町にはとくに何もなかったですが、海岸近くの低い丘に腰を下ろして海を眺めていると、まわりの砂原に野紺菊が咲いていたのを覚えています。
それから3年後でしたか、また鳥取に行き、東郷湖の国民宿舎に泊まって、浅津温泉(羽合温泉)・三朝温泉へも立ち寄ったように思います。
三朝温泉は川に風情があり、賑わっている温泉街でした。旅館も多いので飛び込みで泊めてもらえるかと思ったら、団体の予約客しかだめだそうです。一巡だけして帰ったのですが、夕方で、どのコースで、どのようにして帰ったのか、もうまったく記憶にありません。
たぶん、あまり印象がよくないときには覚えていない。