鄙乃里

地域から見た日本古代史

春待つ日々

 絵 暦 随 想     

 

  春待つ日々

 

 水の心は

 水の心はすべてを超えて

 ひたすら無心に…流れゆくのみ

 

 こぶしの花


 白いこぶしの花は春の訪れを告げる花。明るくなった青空のもと林の中に純白の花を見つけると「今年も春が来たんだなぁ」と感じられる。細い枝先にまっすぐ咲くこぶしの花は、どこか遠い山の向こうからやってきた冬の終着駅でもあるようだ。


 迎春花


 鉢植えの黄梅が咲いた。少し心が和みます。
 梅に限らず、黄梅・蝋梅・満作などの黄色い花は、
 冬と春との間に咲いて早春の到来を告げてくれます。

 冬もわるくはないのですが、ようやく春が近づいたんだなという
 明るい気分に変えさせてくれる花です。

 

 水温む3月

 暖かい陽光を浴びて水草の色があおみを増してきました。水面の色もこころなしか柔らかい感じがします。

 

 雲ひとはけ


 まだ、少しは寒いですが、徐々に春の足音も…。

 

 陽 射

 やまじ風が冷たい日もありますが、日射しは確実に明るくなっているようです。
 日暮れも一時間ぐらい遅くなった気がします。

 

 春を待つ花時計

 やわらかな日射しを受けて花時計が時を刻んでいます。

 その前を人びとの日常の生活が行き交います。
 ああでもない こうでもないと
 気ぜわしく時は過ぎていきますが、
 花時計はすべてをそのままに受け入れ
 自分の分を守って動き続けているだけ。

 色とりどりの花とともに
 コチコチと

 どうやら、春も近そうです。



 

春を待つ古墳

 絵 暦 随 想     

 

  春を待つ古墳   


  予讃線新居浜駅北東200mの低丘陵地にある正光寺山(しょうこうじやま)古墳。

 全体の見かけが3つの山になった円墳で、6基の古墳に5基の横穴式石室が見つかっています。

 全部で4000点の遺物が出土したとのことで、6世紀の古墳とみられるそうです。なので継体朝以後の墳墓でしょう。

 

 調査後は石室の状態を保存するため閉鎖(埋め戻し)されています。



 

 江戸時代から明治時代にかけては、真言宗正光寺があった場所とされています。

 

 古墳の丘は早春の陽射しで暖かそうに見えますが、実際はまだ風が冷たくて、長くいると震えが来ました。

 

  
 1号墳 以後の古墳より少し時期が早いとのこと。

 海と街がよく見える高台にあり、死後も首長一族の威光を示そうとしたのでしょうか。それとも、集落を懐かしんでいるのでしょうか。この辺りには古墳や遺跡がたくさんあります。

 

 
 古墳にも古墳の夢がある!!


 
 古墳はのどかでいいですね

 昔はここで子供たちも遊んでいたんでしょうね