鄙乃里

地域から見た日本古代史

ちょっと気になるあの日の単写真 ⑤ 錦帯橋祭り

 錦帯橋祭り

 橋の上に一文字笠や鳥追笠をかぶった女性の行列が…。下にはのどかにぼんぼりも揺れています。

 「公爵、八百新商店、新菊、正宗、フランドール、アサヒビール、周(?)東美人」などの文字があり、手前に「祝・25周年」とあるのは、昭和15年4月1日に発足した旧岩国市の25周年のことか。


 あるいは、その市制25周年の記念祭を兼ねた「さくら祭り」の写真かなと思っていたところ、毎年4月29日開催の錦帯橋祭りの大名行列
と、岩国在住の友人が教えてくれた。なるほど桜は咲いていない。但し、祝25周年も間違いではなさそうです。

 
 錦帯橋は人が何人乗ってもびくともしない頑丈な構造ですが、それでも老朽化に伴うメンテナンスだけは必要で、何年か前にも大規模な橋桁の補修がなされています。

 
 それよりも圧倒されるのは、すごい人出。祭りの参加者、見物人、観光客、岩国基地があるので米兵まで、橋の上はぎっしりで、見物の米兵などは軽業みたいに欄干の外へはみ出して見ていました。危ないことをするものですが、身軽なのか、慣れているのか、平気の平左。とにかく、みんなでワイワイ楽しんでいます。


 ここ2,3年はコロナ関連で休みかもしれませんが、現在も続けて開催されているのでしょう。この時代の祭りの雰囲気は何となくのどかでよかったなと、今でも思えるような写真です。



 ついでに
 駅前のタクシー

 上の写真から2年後、岩国駅タクシー乗り場の様子です。

 左の建物が新岩国ビル。正面が第百生命ビル。その右がバス乗り場。右手前が駅前ビルのようです。タクシーの並び方も、かなり大雑把。

 錦帯橋は、ここからバスに乗って30分ほどかかります。観光地なので便数が多く、その点は安心です。


 岩国も4、5回遊びに行きましたが、幸い、雨天は一度もなかったです。



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