鷲羽山(わしゅうざん)は岡山県児島半島南端部の下津井(しもつい)にある名勝地で、瀬戸内海国立公園の一部をなしています。
側らには瀬戸大橋(本四連絡橋 児島・坂出ルート)が架かっています。
鷲羽山とその周辺
一本松付近から下津井港を望む(当時の絵はがき)
「風待ち・潮待ちの湊」下津井港は、民謡「下津井節」にも唄われる古くからの港です。
西から下津井港・下津井漁港・吹上漁港・田之浦漁港、それに東側にある大畠漁港の総称で、この一帯はずっと昔に長浜と呼ばれていたそうです。
ぼんやり見えているのは、東側の大畠漁港ではないかと。
(鷲羽山の写真はどれも初めて自家現像したときのもので、画質がすこぶるわるいですが、あしからず)
展望台
瀬戸大橋が眺められる第二展望台でしょう。向こうは鷲羽山レストハウスの建設中。 まだ瀬戸大橋は架かっていなかったですね。
競輪選手の練習
舗装路で交通量も少ないので練習にはもってこいでしょう。
標識は左に鷲羽山駐車場・第二展望台、右は下電ホテル・ユースホステル・下電バス鷲羽山停留所などと書かれています。
第一か第二か忘れましたが、展望台から見た風景だと思います。向こうは松島です。
この辺りの岩はどれも花崗岩のよう。
鐘秀台(しょうしゅうだい)
標高は133m。
高いところに人が上がっているようにも見えますが、違うのかな?
昔はこれが海中にあったそうですね。びっくり。
下電ホテル
ホテルは海岸縁にあって、瀬戸大橋も一望できます。
現在は向かって左の方に増築がなされているので、この3倍ぐらいの規模がありそうです。右部分は今もこれと同じでしょう。
観光船乗り場
向こうに停泊している船が遊覧船。
漁船を改造した船なので、客室が海面に近く、普段見られないアングルで島巡りを楽しめました。
いまは、もっと本格的な船があるでしょうけど。
遊覧船に乗ったところ
遊覧船から
海中に何か建造物がありますね。なんだろうね?
塩飽諸島巡り
塩飽(しわく)の島々を船で巡ります。但し、上陸はありません。
同じく
白い光線はどれもスキャナーのハレーションです。
色々な形をした島があるものです。
写真にはありませんが、下津井沖の六口島(むくちじま)には象岩(ぞういわ)という珍しい岩があります。ほんとうに象にそっくりなので驚きました。
遊覧船の船縁(ふなべり)は海面すれすれで、変わった風景が楽しめました。
船外機船で沖釣りでもしないかぎり体験できないような眺めです。
今は瀬戸大橋があるので、備讃瀬戸の風景もずいぶん変わって見えるでしょう。
香川県はすぐ近くです。
島はどこも過疎化していますが、島には土着の魅力があります。これらの島に一つ一つ上陸して生活体験してみたら、都会中心の世界観もずいぶん変わるのではないかと思いました。従来の歴史観もまた変わるかもしれません。
一本松と備讃瀬戸(当時の絵はがき)
これらの島づたいに瀬戸大橋が架かったのです。
昭和63年(1988)のことでした。