金閣寺から「きぬかけの道」をまっすぐ行くと竜安寺(りょうあんじ)です。今はたいてい龍安寺と書いています。
竜安寺の説明によると、宝徳二年(1450)室町幕府の管領職であった細川勝元が創建し、その子政元が再興したが、寛政9年(1797)に火災で焼失。現在の方丈は塔頭「西源院」の方丈を移築したもの――と書いてありました。
平安後期の公卿、藤原実能(ふじわらさねよし)の山荘に仏殿を造って徳大寺と称していたものを、細川勝元が譲り受けて禅院としたらしいです。
石 庭(虎の子渡し)
有名な竜安寺の石庭は、この方丈の南庭になります。白砂の中に15個の石があり、1個は常に見えないと言われますが、数えてまではみませんでした。
14しか見えないのは、15個全部見せるとそれで満足して、それ以上に修行しないからだ…とか。
ほんとかな? (^^)
枯山水の石庭の鑑賞の仕方は、あまり考えすぎてもよくなく、かといって、○会議員のように居眠りしていてもいけない。
時間も何も気にしないで、ゆったり縁側に座って、観照しているのがいいのかも?
この庭は囲みの土塀がいいんですよね。塀がなかったら、ただの河原と変わらない?? (^^)/
方丈の襖絵
石庭に向かって広縁があり、広縁の奥に部屋があって、寺の名にふさわしい竜の襖絵が描かれていました。皐月鶴翁(さつきかくおう)作とのことです。
方丈の襖絵 1 皐月鶴翁は明治から昭和にかけての南画家 富岡鉄斎に師事した
そこに元は狩野派の襖絵があったが、お寺が困窮して売った。
でも、この「龍の図」の墨絵も、なかなか迫力がありますよ。
方丈の襖絵 2
そういえば、修学旅行でも来たのだったかな…。竜安寺。
その時は興味本位で、みんなで石を数えたかも。