鄙乃里

地域から見た日本古代史

歌碑と句碑

西条の柳原白蓮

柳原白蓮の歌 いにしへの城の跡ぞと教へられあふぐふもとに きりのただよふ もう数年前になるが、NHKの『花子とアン』に柳原白蓮女史(葉山蓮子=仲間由紀恵さん)が登場していた。それを見て思い出したのがこの歌だった。 この短歌は『西条市誌』を編纂され…

西条の高浜虚子

高浜虚子の句碑 惟(おもんみ)る 御生涯や 萩の露 西条市飯岡(いいおか)半田山の麓にある室山義通寺(むろざんぎつうじ)は王至森寺(おしもりじ)の末寺で、一般に秋都庵(しゅうとあん)の名で知られている小さな寺である。 室山義通寺 境内の南西端に…

西条の山頭火

西条の山頭火 はっきり見えて水底の秋 種田山頭火が西条を訪れたのは、昭和14年10月13日のことだった。 評伝によると、山頭火が四国遍路の旅を思い立って、高橋一洵さんと松山を出立したのが10月7日。21日にはすでに小豆島に到着している。 *その西条まつり…

西条の五島美代子 花かけに~

五島美代子の歌碑 花かけに 父もますかと すかし見ぬ 好みましけむ 大鏡にゑひ 新年の歌会始をテレビで観ることがありますが、どの和歌もなるほどと思えるいい作品ばかりです。 中でも、上皇后(美智子)様の歌にはいつも心を打たれます。日々の暮らしや国民…